森の守護者フンババ 2009年3月8日〜4月29日作成

同名の森の神様をフィーチャーしたロボなので、怪物チックでグ〜☆


14年前、メティー・エステールが秘密結社軍に所属していた頃に搭乗していた機体。
故郷の森を破壊されたメティーは、これに対抗すべく「ギルガメシュ叙事詩」に登場する
森の番人フンババの要素をできる限り取り入れた機体を造り出した。
当時はまだ一部の者にしか存在を知られていなかった「命の欠片」が
使用されており、装甲修復や長時間稼動などの恩恵を得る事が出来る。
更に下腹部の蛇から発せられる液体で、豊潤な自然を取り戻す事が可能である。
そのコンセプトやデザイン等は、後の「デモン・エクス・マキナ」シリーズに継承された。
「ラストサマー」での戦いの中、友情が芽生えたヴィルファ・バーニーを救うべく、
代わりに時空の渦の飲まれた際、ひとつの命の欠片だけを残し消滅してしまった。
今その勇姿を見ることができるのは、その欠片が映し出す記憶の中だけである・・・。
なお、メティー曰くフンババの魂にあたる部分は、「山犬に育てられた少女が
荒ぶる神々たちを引き連れている世界に転生して、生命を司る神になった」と言う。

動力源:波動エンジン(命の欠片の力を効率よく取り込めるエンジン)
エネルギー:水・土・日光など、植物の成長に必要なもの(命の欠片の力を維持する為)
装甲材質:レバノン合金(レバノン杉に似せた合金)及び、命の欠片
特殊能力:トランスモード(全身が赤くなり能力向上)、HP回復(小)、EN回復(小)
地形対応:空:B、陸:S、海:A、宇:C

武装:ぺトラゲイザー (石化にらみの様に敵を行動不能にする)
      パイロスネーク (右腕の蛇型銃器から火炎弾や火炎放射を発射)
      ハイドロサーペント (左腕の蛇型銃器から高水圧の水鉄砲を発射)
      メルトヴァイパー (尻尾の蛇から機械を腐食させる煙を散布して装甲ダウン)
必殺技:フォレストアンガー (森の怒りを代弁する怒涛の一斉射撃)


[予備知識]
フンババ・・・フンババ(アッカド語:Humbaba、シュメール語:Huwawa フワワ)は、
「ギルガメシュ叙事詩」に登場する怪物。
叫び声で洪水を呼び、口から火と毒の息を吐き、
巨大な体は倒れると森の木々が21kmにもわたってざわつくとされる。
神々の所有するレバノン杉の森の番人であったが、英雄ギルガメシュにより殺害される。
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』では、足にハゲワシの爪、頭に牛の角があり、
尾と男根の先端が蛇になっている姿で紹介されている。
神々の森の番人であることからわかるように聖なる属性を持ち、本来は自然の精霊であったとされる。
また、フンババの顔を彫り込んだ像は魔除けとして使われていた。

参考資料:ウィキペディア、「幻想動物事典」草野巧 新紀元社)、「オリエントの神々」(池上正太 新紀元社)


[メティー戦闘ボイス集(フンババ編)] ※以前のメティー様は、あまりえちくなく凛とした面が強かったらしい。
ぺトラゲイザー使用時
「この蛇の如きにらみの前では、貴方はまさに蛇ににらまれた蛙同然よ!」

パイロスネーク使用時
「火を吹け、フンババ!」

ハイドロサーペント使用時
「フンババの雄叫びは、洪水を呼ぶのよ!」

メルトヴァイパー使用時
「毒蛇の毒液で、ドロドロに熔けるのよ!」

フォレストアンガー使用時
「森の怒りを否が応でも感じ取ってもらうわよ!!