十二神将・未のパジラ 2005年4月作成


羊が1匹、羊が2匹・・・(ZZZ)


・十二神将(じゅうにしんしょう)について

仏法を守護する悪党ども―薬師如来(やくしにょらい)の眷属(けんぞく)である十二神将は、
もともと悪事を働く夜叉たちであった。
彼らが仏に仕えるようになった経緯は、仏典によると次のようなものだ。
釈迦が薬師如来についての説法を行なっていた時、
その説法に感動した12人の夜叉がそれぞれ7000人の眷属夜叉を従えて仏法に帰依し、
薬師如来の眷属になることと薬師如来を信仰する者の加護を誓ったという。
仏教においては、十二神将は薬師如来の十二の大願を手伝う存在であり、
1日24時間を2時間ずつ守護するといわれる。
日本に仏教が伝わってからは、平安時代以降に十二支の干支に関連づけられ、
動物の冠をつけた像が作られ始めた。
十二神将の形 武器を持った甲冑姿。持ち物、十二支、姿は必ずしも一定していない。

・薬師如来について

薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)ともいう。
梵名はバイシャジヤ・グル。バイシャジヤは「医薬」、グルは「師匠」の意味。
これを意訳して「薬師」とした。
薬師如来は、菩薩のときに衆生 (しゅじょう・心をもつすべての存在。
苦のある世界である三界を輪廻する。「人々」という意味で使われることが多い。
時として、仏・菩薩をも含めることがある。) を救うために12の願をかけた。
これを「十二の大願」という。この大願をサポートするのが十二神将である。

・十二について

薬師十二神将、オリンポス十二神、十二の大願、ヘラクレスの十二の功績など、
洋の東西を問わず12という数はひとつの単位となっている。
時間の12時間や1年の12ヶ月もそうだ。非常に神秘的な数だ。
子の12進法のルーツをたどると、古代メソポタミアのシュメール数字にたどりつく。
しかし、人間がものを数えるのは両手の指を使って10を単位とするのが自然ではないだろうか。
なぜ、シュメールの人々は12を単位としたのだろう。
答えは非常に簡単で、彼らは12を簡単に数える方法を知っていたのだ。
親指以外の4本の指は、それぞれ相似形で1本の指につき3つの節がある。
この節を数えていけば片手だけで12まで数えられる。
古代のほうが効率的にものを数えていたようだ。

・夜叉について

仏法を守護し、悪人を喰らい善人を守護する鬼とされる。
薬叉、悦叉、野叉などの漢字もある。
もとはインドのヤクシャという妖精であり、
インド神話の「ヴェーダ」が成立した紀元前2000〜500年頃に守護神として登場した。
また、ヤクシャの女性型はヤクシニーと呼ばれ、さらに古い時代から山や樹木の精霊、
あるいは地母神としても信仰されていた。

・パジラについて
パジラは梵名で日本では波夷羅(ハイラ)と呼ばれる。宝槌、もしくは弓矢を持つ。
干支は平安時代では辰だったが、室町時代では未にかわる。色は紅。
第五願・具戒清浄(すべての人々に戒律を保たせる。
人々の日々精進させるとともに善行を促す。) をサポートする。

参考文献:「真・女神転生 GRIMOIRE」 エンターブレイン 
      
参考リンク:PIICATS FAMILY
       goo辞書 (三省堂提供「大辞林 第二版」)


小説内で登場させる事があるときの設定:

聖域(と書いて「サンクチュアリ」)を目指す、マモル達。
その時、一本の金の矢が飛んできてアテナエミの胸に突き刺さる・・・。
彼女を救うには、12時間以内にサンクチュアリを守護する黄金聖闘士十二神将
を倒さなければエミは死んでしまう。果たしてマモル達はエミを救う事ができるのか・・・?


・・ではなく、修行という形でマモル達と戦うボスキャラクターとして登場する予定。
パジラたん自身の設定は、元気いっぱいで頑張り屋さん。
人々の日々精進させ終えたら、仲の良い丑のヴァジラさん
と一緒にご飯を食べ、憧れの辰のマジラ様(耽美系青年になる予定)
に想いを馳せながら眠りにつく・・、そんな素敵な1日を過ごす鬼の神様。


[コメント]
12人の妹(シスタープリンセス)、12人の天使たち(天使のしっぽ)
12人のママ先生(ハッピーレッスン)、12星座を名を冠する王国のお姫様たち(ルーンプリンセス)、
・・・とギャルゲー関係に「12」は重要な数字であるが、
古代世界でも(もちろん現代世界でも)重要な数字である事に間違いない。

・・そんな「12」という数字に萌えと古代世界へのロマンを馳せていたのに加えて、
とあるサイトの方が十二支を女の子化しているのに感化されて、
十二支の神様である十二神将を描いてみようと思ったわけです。
元ネタはゴツイおっさんの姿か、十二支の動物の頭をした姿なのですが、
私の攻め方・・・すなわち、獣耳などの萌え要素でデザインしたのは言うまでもありません。
全員女の子ではなくメンバーを男女交互にします。これも私のポリシーです!
そうすることによって、メンバー内でカップリングが
出来上がりやすいので設定が考えやすくなるので・・♪

ちなみに、なぜ「子(ネズミ)」から始めずに「未(ヒツジ)」にしたかというと、
学校で「萌えキャラ検定試験」という萌えキャラを数値で判定するという、
「萌えは数値なんかじゃ計れね〜んだよっ!」と常々思っている私にとって、
屈辱的とも思える試験(という名の宿題)が出たのですが、
その時描いたのが十二神将のラフで一番可愛く描けていた(今回のイラスト程ではないが・・)
パジラたんを描いて提出した所、(クラスメートの投票形式で)
「萌えない」という非常に不名誉な結果になってしまいました。
「・・これはパジラたんに申しわけない!」という申し訳ない気持ちと、
「・・てめーら、うちのパジラたんを"萌えねー”
ってどういうことだよ?!鬼神様を敵に回すつもりか・・・?!!

というある意味ブチ切れた気持ちから、
「カラーイラストを描く(CGは不可)」という宿題があった時にリベンジをしたわけなのです。
それとこのイラストを担任の先生に見せたところ、、
・梵字(パジラを意味している)は消した方がいい
・ヒツジの大きさを変えて遠近感を出した方がいい
・パジラたんを中央からずらした方が効果的
という指摘を受けました。・・・もっと精進します。