雷速の使い魔・シオン&サンダーバード・キル 2004年12月作成

輝くものは星さえも、貴きものは命すら・・・

名前 シオン
種族 精霊ジン(ジン5階層のうち第4階層のジン族)
年齢 人間年齢17歳くらい
ジョブ 使い魔&トレジャーハンター
装備 [ナイフ] ホークアイ(「鷹の目」の名に恥じぬ、鋭く狙った獲物は逃がさない二刀流ナイフ)
[コート] グリードコントロール(装備者の欲望を制御する魔力を持つコート)
[ジーンズ] ブルーデーヴァイス(ジーンズ1の強度を誇るデーヴァイス社のズボン)
[ピアス] タイプルーン(魔力を宿すルーン文字が刻まれている、月型のピアス)
[アクセサリー] 星命の煌めき(ダイヤモンドやエメラルドなど数々の宝石で彩られた豪華な一品)
好きなもの お宝、冒険、蛇、カレー、
黒いニーソックスが似合うお姉さん(※エミもこれに当てはまる)、
・・そして自由
嫌いなもの 頭の固いヤツ、束縛されること
趣味 集めたお宝の観賞、お宝の情報収集、漢の料理


元々はジン族の中でもかなりの荒くれ者で、自我が強く
ジンでありながら、「主人に使える気なんてねーよ!」というわがままな少年だった。
周囲の反対を押し切ってジンの国から抜け出し、自由奔放な生活を求めて旅たった。
だが、ジン第2階層のイフリート族の王はそれを良く思わず、彼をランプに中に閉じ込めた。
「ランプをこすった者を主として仕えよ。さもなくば、お前は永遠に我が呪縛からは解き放たれない・・。」
シオンは、イフリート王の呪いのせいでジンとしての高き能力が封じられてしまった。
―その後、そのランプを拾ってこすった人物がいた。紅の錬金術師・エミだった。
ランプから出てきたシオンはこう思った。
「(なかなかの美人のお姉さんじゃねーか。こいつは悪くないな・・)」と。
そしてエミに向かって、忠誠を誓う宣言をした。イフリート王の呪縛から解き放たれるためにも・・。
だが、エミの口から意外な言葉が出た。「あなたの自由にしなさい」
シオンは戸惑った。自由になりたい、それが彼の最大の望み。
でも今は、呪いのせいで自由になれない。その事をエミに打ち明けた。
エミはその話を聞くと、くすっと笑った。「じゃ、私を主人としてじゃなく、仲間としてついて来て」
こうしてシオンは、エミの仲間になった。
一応主人に仕えている形を出すべく、自称・使い魔と名乗ったり、
「マスター」などと呼ぶ代わりに、眼鏡・三つ編みの彼女に対する最大の尊敬を込めて
「いいんちょ」(委員長)と呼ぶようになった。
口調は荒っぽいが、けっこう純粋で硬派。エミのためなら命を懸ける忠実さもある。

ちなみにサンダーバードのキルは黄金郷エルドラドに冒険に行った際に相棒になった。
サンダーバードの中では、かなり小さいが、(といっても鷲などの猛禽類クラスの大きさだが)
内に秘める雷エネルギーは凄まじいらしい。基本的に気性が荒く、シオン以外には警戒心が強い。

[補足説明]
ジン:
アラビアの精霊の総称。
イブリースという天使の子孫だといわれ、霊鬼、魔神とも訳される。
「アラビアンナイト」に登場する、ランプに棲む精霊が有名。
実体は無く、出現するときは煙のような気体として現れ、
そのあとで人や巨人、動物など色々な姿になる。
空を飛んで天界に行くことも可能で、その気になれば人の望みを何でもかなえられる。
アラビアの精霊を5階層に分け、上位のものから
マリード、イフリート、シャイターン、 ジン、ジャーンと呼ばれることもある。

なお、シオンはイフリート王の呪縛により、
「アラビアンナイト」のように人の望みをかなえる事はできなくなっている。
加えて、自由に変身する能力も浮遊能力も封じられており、せいぜい煙になれるくらいである。

サンダーバード:
映画にもなった3台の乗り物・・ではなく、
北アメリカの先住民の神話に登場する怪鳥。
空の高みに棲む巨大な鷲に似た鳥で、鳴き声や羽ばたきの音が雷となり、目の光が稲光になるとされた。
多くの部族の神話の中に登場する鳥で、湖全体を背中に乗せて運べるものや、
骨を残して鯨を丸ごと食べてしまうものもいるとされた。
チノーク・インディアンの神話では人間は皆サンダーバードの卵から生まれ、
この鳥が山に火をつけて火山を作ったとされている。

参考文献:「幻想動物事典」 新紀元社


[コメント]
2005年(酉年)の年賀状で登場させたキャラクター。
女性キャラばかり描いていた事に気づいたのと、
女性の来客数を増やすため(←やらしいとか言わないで・・)に久しぶりに男性キャラを出してみました。
女性うけを狙うべく、「コートの下は裸」で攻めてみました(笑) どうですか〜?
あとは熱血系キャラなので、つんつん頭。雷使いである設定も相乗効果を狙っています。

キルは元々はシオンのオーバードライブ技の鳥のエフェクトだけだったのですが、
いつの間にか1キャラクターとして昇進(?)していました(笑)

ちなみに背景は黄金郷エルドラド。(今決めた・・)
砂にはたくさん砂金が混じっていたり、金銀財宝が眠る洞窟がどこかにあったり
・・・するのかもしれません。(これも今決めた・・・)

名前の由来:
瓶や護符、指輪などの中に封じ込める事ができる使い魔の総称「アガシオン」から。
または「紫電」(紫色の電光)から。そのためシオンの髪の色は紫。
キルの方はスペルこそ「Kill」(殺すの意味)ですが、キル自身にそういった意味はあまり無く、
また、黄色いジャージを着た主人公が登場する、某映画「ビルを殺せ!」からでもなく、
どこかのマガジンの漫画に出てくる相棒の鳥さんの名前から。