とく村長様 2008年2月作成(製作期間:約1週間)


幼女とぱんつとお酒を愛するナイスガイ・・もとい、お姉様ですv


約1年ぶりのCGイラストの更新(※お絵描き掲示板除く)は、
「White Village」の管理人である、とく村長様(以下、とく様)を描かせていただきました!

とく様ご本人から「今回の絵はどうやって描かれたんでしょうかね」
と聞かれたので、だいたいの作業の流れをまとめてみました。


@ラフを描く:その1(アナログ作業)
とく様を描くに至って、いくらか紙にラフを描いてみました。
なおA4のコピー用紙で描いています。
が・・、とく様ご本人の紙媒体の絵がなかったため、
とく様ご自身も「酷似している!」と大絶賛(?)していた、
「まんがタイムきららMAX」の「かなめも」(作者:石見翔子先生)
の西田はるかさん(見かけだけではなく、酒好き、幼女好き・・、と脅威のシンクロニティ!)
のラフを描いておきました。

Aラフを描く:その2(アナログ作業)
次の日、「White Village」のとく様の自己紹介の絵を印刷して、
それを参考(※そのまま描いたとも言う・・)にして今度こそとく様をラフ描きしましたが、
先のはるかさんを描いたせいか、彼女分が入ってきたのです・・・(汗)

          ここでお詫びします!とく様ゴメンナサイ!!
           はるかさん分が入っちゃいました
・・・(土下座)
       (眼鏡が四角っぽい所と耳にかかる髪の所の2ヶ所)


B主線作成(フォトショップ&SAI)
フォトショップを立ち上げ、できたラフ画を「グレースケール 解像度600」で
スキャナに取り込み、300に落とします。(重い為)

RGBモードに変更、SAIに切り替え、鉛筆ツール(大きさ2くらい)
で、清書していきました・・・が、綺麗な線が描けない(思考停止)
上手く描けずに呆然としていた所、ペン付きのレイヤーに気づいたので、
クリックした所、「描いた所がそのまま線になる」パスツールみたいなもの、
と気づき、それを使って描いた所、描いた線が自動的にパス化されるので、
あとで、パスの点をいじって線の微調整が可能になる!という驚異的な能力を
駆使し、綺麗な線を描く事が出来ました!(※フォトショップのパスツールは、
勝手にパスの塗りつぶしをしてしまうので、SAIのパスは非常に便利♪)
顔以外は濃い目の茶系統、顔は黒で塗りました。(顔は目立たせる必要があるため)
なお、パスはサイズ1で線を引いたため、非常に線が細くなったのです。

C各部分の色をレイヤーごとに塗りわけ(フォトショップ)
主線レイヤーを選び、「選択範囲ツール」で塗る部分を選択後、
範囲を拡張で1だけアップ。新規レイヤーをつくりバケツツールで塗りつぶします。

D重ね塗り(フォトショップ)
乗算の新規レイヤーを重ね塗りをするレイヤーとグループ化して、エアブラシで重ね塗り。
肌&眼鏡→瞳→髪→シャツ→ネクタイ→スカートの順に塗りました。
重ね塗りの最後は、ハイライト用のレイヤーを作りハイライトを描きます。
(※清書段階ではスカート部分を描いていなかった為、バランスが悪いと気づき、
あとで描き加えておきました。)
各レイヤーの重ね塗り終了後は、グループレイヤーを統合。(重くなるので)
統合後は、別名で保存しておく事で、やり直しがしやすくなります。
(※基本的には「ファイル名(番号)」にしています。ちなみ今回は確か12番まで出来たはず・・・。)

なお、髪の部分は、新規レイヤー(サイズ50×50、解像度300)を用意し、
そこにエアブラシを数点ポンポンっと描いて、「ブラシに定義」し、(ペイント間隔1%)
専用の「髪の毛ブラシ」を作っておきます。このブラシを髪の流れに合わせて、
線を引くといい感じに髪の毛が描けるのです。その後通常のエアブラシによる重ね塗り
を行い、陰影を出します。

D主線をGペン風タッチにチェンジ(フォトショップ)
パスで描くと、線の勢いに欠けるので、
主戦を選択範囲で全て覆い、「選択範囲ツール」を選んで右クリック「作業パスを作成」
を選び許容値2.0pixelsで作業パス化。その後「パス」ツールを選び右クリック、
「パスの塗りつぶし」で、強弱のあるペンタッチに主線が生まれ変わります!
(※色を塗るまでに行なっておくことをお勧めします。私はこの段階で気づいただけです・・)

Eとく様本体の完成(SAI&フォトショップ)
全レイヤー統合後、SAIで少々重ね塗りして、
その後フォトショップで調整レイヤーを使って色や明るさを微調整。

F背景、及び文字(SAI)
本当は、様々なカラーなどでアーティスティックに仕上げる予定でしたが、
体力&脳内制限時間のため、
色の三原色(マゼンタレッド、シアンブルー、イエロー)と
光の三原色(レッド、グリーン、ブルー)から、
赤系統、青系統、黄色系統、緑系統を選び、
赤系統〜黄色系統は水彩ツールで塗り、緑系統(まんま草ですが)は、
クレヨンを塗って、奥をぼかしツールで遠近感を(申し訳程度)に出しました。
最後にWhite Villageのサイトカラー(青系統)に近い色を選んで、
文字を「キャンバスアクリル」ツール【丸筆】【テクスチャなし】で書いて、
中の白の部分は【丸筆】から【普通の円形】に変えて書きます。
最後に「鉛筆」ツールでサインを描いて、ようやく完成!!!


あと、描く時に気をつけたことは、
学校の図工のお題「ボクの大好きな先生」という脳内設定を生かし、
(※とく様は、私にとってネット上での身近な絵の先生、師匠ゆえに)
とく様に満足してもらえるように、ひたすら愛を込めながら描きました。
そのためか、かわいらしさより美人らしさが強調、バストも強調、
細いウエスト・・、という結果に。
いや、実際のとく様はもっとセクシーな方なので無問題〜♪
(※実際見たことはないで、この場合は精神的なセクシーさで!)

あと、最大の敵は・・・、後半流すBGMが底を尽き、作業効率が・・・。
(※前半はひたすらスパロボOGsのサントラを流していました。)


制作ソフト:フォトショップ7.0.1&ペイントツールSAI β第3版(e3)

参考にした本:
「まんがタイムきららMAX4月号」(芳文社)・・・はるかさんのラフ画用
「すぐ描ける!!Photoshopデジコミペインティング」(新紀元社)
・・・私のCG塗りのバイブルに当たる本。特に髪の毛ブラシは役立ちました。
「萌えキャラ美少女の描き方」(宝島社)・・・Gペン風にする方法が記載されています。