ヨハネは神の右手に巻物があることに気がついた。
両面に文字が記され、７つもの封印で厳重に閉じられていた。天使のひとりが
｢この封印を解くにふさわしい者はいないか｣
と叫んだ。やがて、７つの角と７つの目を持つ犠牲の子羊が推薦され、
封印を解きにかかった。王座を警備するような翼を持つ不思議な生き物
(智天使ケルビムのこと) と、その周囲にとりまく白衣の長老たちはひれ伏した。
まず、第一の封印が解かれた。ケルビムのひとりが獣のような声で叫ぶ。
｢出てこい！｣
すると白馬が出現し、乗り手は弓を携えていた。彼は冠が与えられ、
神の勝利を確信するようなようすで出ていった。
｢ヨハネの黙示録｣より１部抜粋
参考文献：｢天使｣ 新紀元社
[コメント]
・・・というわけで(どういうわけで？)、
｢真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス｣より、魔人ホワイトライダーです。
マニアクスにおけるホワイトライダーの設定は、主人公に戦いを挑んでくる魔人のひとりで、
四騎士のひとりでもあるのです。(ちなみに他の騎士は、レッドライダーとブラックライダーとペイルライダー)
彼らが登場する｢ヨハネの黙示録｣には世界の終末のことが書かれてるのですが、四騎士はまさに｢死神｣のごとき存在で、ホワイトライダーは｢死の兆候｣もしくは｢戦争｣、レッドライダーは｢内乱｣、
ブラックライダーは｢飢饉｣、ペイルライダーは｢死｣を司っています。
なぜ、四騎士の中でホワイトライダーを選んだかと言うと、
｢金子一馬先生のオフィシャルイラストがあること｣と、
｢初めて負かされた(ゲームオーバーにされた)敵だから｣と、｢この顔で一人称が[俺]と言っていること｣
が挙げられます。
初めてモノクロイラストを掲載してみましたが、どうでしょうか？モノクロとはいえ、かな～り苦労しました。
特に顔！ドクロだからといって怖く描いてみましたが、金子先生の描くホワイトライダーは、
恐ろしくもどこかかっこよさを感じさせます・・。